①血栓に関する質問

外筒をすり抜けるくらいの微小血栓であれば、プラスミンが作用して自然溶解してくれますよ!
②ドナン効果

ドナン効果とは、不透過性のイオンが膜の片側に存在する場合に透過性のイオンも不透過性のイオンの影響を受けて膜の両側に不均衡に分布される現象のことです。
OHDFでは、実際には除水されるナトリウム濃度(血漿水)は、アルブミンの影響により血液中のナトリウム濃度よりも低くなります(これをドナン効果といいます)。
なぜかというと、アルブミンはマイナスに荷電していて、ナトリウムはプラスに荷電しています。
血液中ではこれら2つはひきつけあうからです。
【こちらの記事で解説していますよ】
③血栓

多少のコアグラは血液内で溶けるので問題ないですよ!
どのくらいの量が境界線とかはわかりませんが😅
④空気塞栓

血管内で吸収されますよ!
静脈内で徐々に吸収し、代謝されます。
そして呼吸により体外に排出されるので問題ないですよ!
⑤プライミング時のエアー

そうですね!エアーの除去は血液凝固に有用だと思いますし、チャンバ以外のところも除去するのが良いと思います。
友達のところは、チャンバ部も一切叩かないらしくて、その施設ごとで考え方はあると思いますよ。
⑥血圧低下 SpO2

この場合だとSpO2は正常だけど、血圧が下がってるってこうことですよね
低血圧になると、全身に十分な血液が供給されません。
その結果、細胞が十分な酸素や栄養を受け取れなくなるので、その分の補充みたいな感じでしょうかね??
⑦透析中のエアー

えーとどのくらいだったかな、200~500mlくらいまでだったような気がします。
⑧バリウム検査

透析患者でバリウム検査は基本的にNGですね😅
水分制限があるのと、腸の蠕動運動も活発ではないので、万が一バリウムが腸で固まった場合腸管裂孔(腸が破けて敗血症になる)でもしたら命を落とす可能性があります。
バリウムが固まって病院に運ばれるケースは、一般の人でも年に数件あります
⑨透析中の下肢つり

看護師さんがしたように足がつったときは、立ったり、座らせて地面に足をつかせた方が直りやすいです。
しかし、下肢つりが起きてるときは同時に血圧低下も起きている場合があり、立位になると血圧が下がってしまうので、立たせるのはあまりよくないと思います。
補液が一番効きますよ。
私は足を下げて除水停止し、それでもつるようなら補液してもますよ。
あとは、ホットパックで筋肉をやわらげるのも対処のひとつです。
【下肢つりはコチラの記事で解説してますよ】
⑩物質除去特性

小分子~中分子はQBです。
β2-MGはほぼQBに依存します(分子量11,800)。
β2は中分子(大分子とかかれているものもある)なので、大分子はダイアライザへの依存があると思います。
たぶん中分子から、大分子にいくまでの間で、境界があるとは思います。
⑪痒み

タイミングは正直難しいです。。。
が、かゆみが発生した場合まずは皮膚の乾燥を疑うので、保湿をしっかりしてもらいます。
患者には肌がべたつくくらいで(塗りすぎなくらい)ちょうどいいと説明しています。
改善が見られないとOHDFしてみてもいいんじゃないですかね。
保湿OHDF同時タイミングで併用してもいいと思いますよ。
透析とかゆみのメカニズムは「皮膚のバリア機能の低下」「老廃物の蓄積」「リンの蓄積」「神経系の異常」などありますが、本当に詳しいところはまだ分かってないみたいです。
私のブログで「透析とかゆみ」について記事書いているので、また見てみてください。リンク貼っておきます。
⑫トイレ離脱

私は100で回しています。
⑬下肢つり カルチコール

下肢つりのメカニズムは、除水や透析液の影響でアルカローシスに傾き、その影響で筋小胞体からカルシウムが放出されることで、下肢つりがおきます。
なので、カルシウムの補充をすると防ぐことができます。
私のブログで解説していますのでよければ、リンク貼っておきます。
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