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ダイアライザの機能分類《新区分と旧区分を比較》2016年改定

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ダイアライザー
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  • 新区分と旧区分を解説

ダイアライザの機能分類が2016年から改定され2016年までを「旧区分」、2016年から「新区分」と言うようになりました。

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新区分

新区分

新区分では以下のように分けられました。

  • 通常型4種Ⅰa型・Ⅰb型・Ⅱa型・Ⅱb型
  • S型:PMMA膜・EVAL膜
  • 特定積層型:PAN膜(AN69膜)

また通常型の4種ではⅠ型tⅡ型、a型とb型に分けられます。

  • Ⅰ型とⅡ型の境界線:β2-MGのクリアランスが70ml/min
  • a型とb型の境界線:アルブミンふるい係数0.03

つまりザックリいうと、

小分子物質やβ2-MGがあまり抜けない~普通程度抜けるのはⅠ型。
かなり抜けるのがⅡ型。

アルブミンがあまり抜けない~普通程度抜けるのはa型。
かなり抜けるのがb型。

※ ふるい係数とは、0~1の値を取って溶液の透過性を表す値です。
係数が1に近ければ通りやすく、0は全く通らないという意味です。

新たに設けられたS型には定義があります。

〔定義〕
生体適合性に優れる、吸着によって溶質除去ができる、抗炎症性、抗酸化性を有すること

つまり、生体適合性が良くて、炎症や酸化反応というものを促進させない、
そして、吸着で物質が除去できますよという機能がある膜をS型といいます。

簡単に言うと特殊な膜ってことですね。
PMMAとEVAL膜が該当しています。(EVAL膜はもう販売されていませんが)

そして、PAN膜は積層型なので個別で分類されています。
PAN膜以外は全て中空糸型といいます。

これまではハイパフォーマンス膜を使用する傾向にありました(β2-が良く抜けるもの)

しかし新たな区分が設けられ、小分子やβ2-MGの除去だけでなく、生体適合性やα1-MG・炎症物質などの患者個々に合わせたダイアライザの選択が必要になっていきます。

旧区分

旧区分

2016年までは血液透析(HD)に使用されるダイアライザは上図のように、β2-MGのクリアランスによって、Ⅰ型~Ⅴ型に分類されていました。

新区分はβ2-MGとアルブミンふるい係数がありますが、旧区分はβ2-MGだけでダイアライザの性能を決めていました。

新区分の方がより細かくダイアライザの区分がされるようになりました。

なぜ改定された?【背景】

左が新区分、右が旧区分的な意図が写真に含まれています

血液浄化器(中空糸型)の機能分類2013(透析会誌)」ではS型ダイアライザが新設され、これを受けて2016年度診療報酬改定に反映されました。

「学会が策定した血液透析器の機能分類を反映した機能区分」に見直し、合理化され大きな改定となりました。

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