月と木に更新中。次回のブログ更新は2/6(月)です。内容:【透析】DW(ドライウェイト)の指標《hANP・BNP・NT-proBNP》

【現場で使える】ダイアライザ使い分けマニュアル

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ダイアライザ
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はじめに

ダイアライザを変更するときや、患者さんが新しく転院されてきたときなど、どの膜にすればいいのか迷うことありますよね。

この記事はどういった患者さんに、どの膜を使用したらよいのか、大まかではありますがまとめています。

患者さんによっては当てはまらないこともありますので、あくまで参考程度に見てください。

【記事を読む前にコチラ基礎的な内容です】

PS膜

PS膜一覧(2022/12/20時点)
  • 導入期患者の使用
  • 元気でバリバリ働いている人
  • 幅広く使用できる

PS膜は導入期や、バリバリ元気な人まで幅広く使用でき、豊富なラインナップが特徴的な膜です。

販売している会社、膜の数も一番多く「東レ」「旭化成」「フレゼニウス」です。

旭化成の「APSシリーズ」は種類が豊富で、導入期の患者さんにも使用されているのをよく見ます。

東レとフレゼニウスは割と元気で透析効率アップしましょうかといった患者さんによく使用されます。

PS膜は非常に使用しやすいスタンダードな膜といえます。

PS膜はPVPが含まれているので、PVPアレルギーがあり、何らかの症状が出る人は使用しない方が良いでしょう。

【合成高分子膜6種類の特徴はコチラです】

PES膜

PES膜一覧(2022/12/20時点)
  • 導入期患者の使用
  • 元気でバリバリ働いている人
  • 小分子のクリアランス(BUN)は維持したいけど、アルブミンは抜きたくない人

PS膜同様、使用しやすいのがPES膜です。

ニプロが販売している「PESシリーズ」は10種類あります。

導入期で緩徐な透析をしたい方や、BUNはしっかり抜きたいけど、アルブミンは抜きたくないという人にも使用できます。

また、元気でバリバリ働いている方にも使用できる万能な膜です。

PS膜と同様にPVPが含まれているので、注意が必要です。

【PES膜の性能表を下に載せておきます】

PEPA膜

PEPA膜一覧(2022/12/20時点)
  • BUNは抜きたいが、アルブミンは抜きたくない人
  • 緩徐な透析とガンガン抜きたい方の中間の人
  • バリバリ働いている人

PEPA膜はアルブミンが抜けにくいという特徴があります。

なのでBUNは抜きたいけど、アルブミン少し低いしな、、、というような方に使用できます。

また緩徐な透析と元気でバリバリ働いている人の中間のかたにも使用できる「Ⅰa型」の膜もあります。

バリバリ働いている人(老廃物を積極的に抜きたい人)向けの「Ⅱa型」「Ⅱb型」もあります。

導入期の患者さんにはあまり使用されていないイメージがあります。

PEPA膜の一部の膜にもPVOが含まれています。

PVPが含まれている:FDX、FDZ

PMMA膜

PMMA膜一覧(2022/12/20時点)
  • 炎症反応の強い人
  • 低栄養で炎症反応がある人

PMMA膜の特徴としてβ2-MGサイトカインの吸着があります。

炎症反応が起きている人ではサイトカインの吸着をしてあげた方が良いです。

サイトカインを除去するためには多くの濾過をかけなければなりません。

炎症が強い患者さんは低栄養の方が比較的多いです。

その患者さんに多くの濾過をかけてしまっては、体に必要なアルブミンも抜けてしまう可能性があります。

なので、濾過をかけずに吸着で除去ができるPMMA膜が選択されます。

AN69膜

PMMA膜一覧(2022/12/20時点)
  • 循環動態が悪く血圧が低い人
  • アレルギー反応や炎症反応のある人
  • 低栄養な人
  • 残血が多い人

AN69膜の一番の特徴は生体適合性が良いことです。

なので、アレルギー反応の強い方や、残血が多くみられる方に向いています。

血圧が低い方や、低栄養な方向けのマイルドな透析が可能になります。

【AN69膜の特徴はコチラの記事で解説しています】

CTA膜

CTA膜一覧(2022/12/20時点)
  • 導入時などのマイルドな透析
  • 血圧の低い方

ニプロが販売しているCTA膜の「FBシリーズ」はⅠa型とⅠb型で構成されており、ガンガン抜きたい人には向いていません。

アルブミンが抜けにくいので、導入時にも使用できますし、マイルドな透析~ガンガン抜きたい人の中間の方にも使用できます。

慢性期でも適応が多く、非常に使用しやすい膜です。

【FBの性能表はコチラです】

またCTA膜を改良されて作られたATA膜もあります。

生体適合性が良く、残血ができにくいといった利点もありますよ。

【ATA膜の特徴はコチラでご確認ください】

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