次回のブログ更新は9/29(木)です。内容:現場で使えるダイアライザ使い分けマニュアル

ダイアライザに含まれているPVPってなに?《対策、含有膜》

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ダイアライザー
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ダイアライザには膜の性質上PVP(ポリビニルピロリドン)という物質を添加させないと、透析できないものがあります。

ではこのPVPとはなにか?解説していきます。

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PVPってなに?

PVP:ポリビニルピロリドン

PVPとは親水化剤のことです。

PS膜やPES膜は疎水性の膜です。

なので親水化剤であるPVPを添加しないと、水になじむことができず、透析治療をすることができません。

水の通りをよくするためにもPVPが配合されています。

PVPの長所と短所

【長所】
・生体適合性が良くなる
・残血が少なくなる

PVPを配合していることによって生体適合性が向上したり、それに付随して残血が少なくなったりします。

【短所】
・アレルギーを起こす可能性がある

透析中の急激な血圧低下血小板減少発熱頭痛などのアレルギー反応を起こすことが知られています。

膜からPVPが溶出してアレルギーが起こる人とそうでない人がいます。

アレルギーを起こす人にはPS膜やPES膜の使用は禁忌です。

PVPのアレルギーがあり、透析中に血圧低下を起こす人は透析開始して30分程度で血圧低下やショック症状が起きます。

除水を停止して補液したりして血圧が回復すれば、そこから除水再開するっていう感じですね。

PVPアレルギーの対策

  • 大量プライミング(3L以上)
  • 透析膜を変える

PVPのアレルギーがあった患者さんには原則PVP含有ダイアライザの使用は禁忌です。
なので、ダイアライザをPVP非含有のものに変更します。

また、3L以上の大量プライミングでPVPの量を低減できるともいわれています。

PVPが配合されている膜

・PS膜
・PES膜
・PEPA膜(FDX、FDZ、GDX)

PS膜PES膜には全てPVPが配合されています。
PEPA膜には配合されているものとそうでないものがあります。

【ダイアライザの特徴はコチラで解説しています!】

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