#1 PUとPTFEの違いってなんですか?
PTFEはテフロン熱を加えて伸展加工したもので、現在最も多く使用されています。
最大の特徴は『人工血管が周囲の組織と癒着すること』 なので、軽度の感染の場合局所に抑えることができます。
ポリウレタンは3層構造で止血機構があるので、早期穿刺が可能です。
材質のシェア率はPTFE70%、ポリウレタン30%くらいです。
#2 ECUMに関する質問
4時間後のECUMは血圧低下には、あまり意味ないと思っています😅
4時間経ってるんなら、HDでもECUMでもどっちも血圧低下は同じかなと。
でも、除水に有効といわれているECUMをするのも気持ちいいんじゃないですかね
4時間透析するとして、最初からECUMであれば、普通のHDよりも除水量は当然多く引けます。
ECUMは浸透圧の低下を防ぐものなので、4時間HDしてたら、浸透圧だいぶ下がってますよね😅
私の施設でも4時間後のECUMしてますけど、意味ないんだろうなぁーといつも傍観しています(DWは看護師主導なので)
しっかりドライまでもっていくのなら、HD+1日ECUMの日ですかねぇ。患者の負担は増えますけどね😅
#3 返血の際の質問
外筒をすり抜けるくらいの微小血栓であれば、プラスミンが作用して自然溶解してくれますよ!
#4 エアーに関する質問
そうですね!
静脈内で徐々に吸収し、代謝されます。そして呼吸により体外に排出されるので問題ないですよ!
#5 シャントに関する質問
狭いところがあって、狭窄音(高音)が聞こえない場合は、乱流になっていないだけです。
層流の時は周波数が低く、低音になります。
狭窄がある時は周波数が高いので、高音になります。
狭くなっているけど流れが乱流じゃない場合は、高温は聞こえません。
#6 グラフトに関する質問
シャント音が発生するのは乱流が一番強いところになります。
なのでV吻合部に狭窄ができると、一番音が大きくなります。
太い上腕動脈に吻合している場合はVの吻合静脈が相対的に細くなるので、乱流が一番強くなり、Vの方が大きく聞こえるということがあると思います。
グラフトに関しては部位や狭窄の位置に影響されるので、一概には言えませんけどね。
#7 シャントの止血に関する質問
止血は最低でも5分は皆さんしてると思います。
早く止まれば、そこで止血はやめますよ。手止血が一番良いとは聞きますね。
ベルトへの移行期間で明確なのはあるんでしょうかね。組織と人工血管が確実に癒着してからの方がいいと思うので、刺しはじめて、2~3週間以上は置いた方が確実ではないでしょうか。
PTFEでは通常人工血管作成後、2~3週間で組織と人工血管が癒着するので、穿刺オッケイなんで、そこから2週間くらい置けば間違いないんじゃないでしょうか?
#8 穿刺に関する質問
2月に中途で入ってきた男の子なんですけど、穿刺1年ほどで難易度高い血管でも刺してますね!
刺す前に血管を、見て聴いて触っての基本が確実にできてる子ですね! 感心しました!
#9 穿刺に関する質問
特に本で勉強というのは不真面目だったのでしませんでした。笑
努力はかなりしました。
まず穿刺を失敗したら、どの患者さんになぜ失敗したか、そして次どういった刺し方をすればよいのかをメモしました。
次その人を穿刺するときは、うまい人を一緒に連れていき、穿刺見てくださいとお願いします。
そこで失敗した場合は、アドバイスをもらいます。
そこで成功した場合も、その穿刺を見てくれた人に、〇〇さんならこの血管どういう風に穿刺しますか?と尋ね、アドバイスをもらいます。
要は、穿刺を失敗した原因を追究し、次に活かすというのを、2年目の時に徹底したら、3年目で確実にうまくなりました。
僕はもともと穿刺がうまくなかったので、努力しましたね。
今では院内でも難易度高い人でも穿刺はできています。 また、穿刺の際はこの血管を、どの角度でどのくらいの距離進めたら血管に到達するというのを頭に浮かべます。
そこで失敗した場合は、自分が予想していた血管と実際の血管が違う(思ったより浅いのか?深いのか?内腔が狭いのか?など)ということなので、その都度うまい人に情報収集しています。
#10 シャント閉塞に関する質問
急激な血圧低下や、脱水などで血液の流れが悪くなったときにシャント閉塞がおきやすいですね。
シャント音よかったのに、次の日に閉塞ってたまにありますよね。
原因はわかりませんが、なにが引き金になって閉塞してもおかしくありません。
朝トイレに行って排尿した時に血圧が一気に下がってシャント閉塞した人もいるくらいですからね。
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