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#4 透析の洗浄剤に求められる条件《主剤と副剤も解説》

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配管洗浄
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はじめに

透析の配管洗浄に用いられる洗浄剤には、どういったことが求められるのか解説していきます。

また透析剤には主剤と副剤があり、どれが主剤なのか、副剤なのか皆さんの施設でも確認してみてください。

透析配管洗浄はシリーズで解説しています。

#1から順にみていくことで、もっと理解が深まりますよ!

透析の洗浄剤に求められる条件

透析洗浄剤に求められる条件は、以下のようなことがあります。

  1. 除菌
  2. 有機物(タンパク質など)の洗浄
  3. 炭酸カルシウム(水垢)の除去
  4. 洗浄成分の安定性が高い
  5. 人体に対して無害
  6. 水で洗い流しやすい(低残留性)
  7. 装置へのダメージが小さい
  8. 発泡しない
  9. 環境にやさしい

1.2.3では、透析液、希釈に使われる水由来の細菌の除菌、患者血液のタンパク質、糖、脂質、炭カルの結晶を取り除くことが求められます。

4.5.6では、洗浄力の発揮、人体への影響を小さく、透析装置稼働時の治療への影響を小さくすることが求められます。

7.8では、家庭用の洗剤のように泡立つものを使用すると、透析配管やフィルター等で目詰まりを起こしてしまうので、これらが起きないことが重要です。

9では、透析洗浄後の排水の質、環境への負担を小さくすることが大切です。

これらを全て満たしている、パーフェクトな洗浄剤は存在しません。

しかし、洗浄剤を組み合わせることによって、お互いが満たしていない条件を補います。

たとえば、次亜塩素酸ナトリウムなら、次の1~9のうち、赤字の所を満たしています

  1. 除菌
  2. 有機物(タンパク質など)の洗浄
  3. 炭酸カルシウム(水垢)の除去
  4. 洗浄成分の安定性が高い
  5. 人体に対して無害
  6. 水で洗い流しやすい(低残留性)
  7. 装置へのダメージが小さい
  8. 発泡しない
  9. 環境にやさしい

主剤と副剤

透析剤には主剤と副剤があります。

  • 主剤:除菌作用のある洗浄剤
    → 連日使用する洗浄剤または週のうち多く使う洗浄剤
  • 副剤:主剤を補う洗浄剤
    → 週2~3回使われることが多い

では次の場合、主剤と副剤はどっちでしょうか?

この場合、主剤と副剤は、次亜か酢酸どっちでしょうか?

答えは、主剤は次亜で、副剤は酢酸です。

次亜を毎日使用して、週に2回酢酸を使用していますね。

連日使用している次亜が主剤となります。

では、第2問です。

次の場合は主剤と副剤はどっちでしょうか?

これは次亜と過酢酸を1日ごとに使用する、隔日交互使用という方法ですね。

考える人
考える人

あれっ、連日使用している洗浄剤が主剤って聞いたけど、次亜も過酢酸も3日ずつ使用しているな…なんやねんな…

難問ですね。

正解は、主剤が次亜で、副剤が過酢酸になります。

なぜかというと、火・木・土の方が透析クール数が少ない施設の方が多いからです。

すると火・木・土は、月・水・金に比べて、洗浄を入れる時間が早くなるので、洗浄剤の封入(浸漬)時間が長くなります。

勢いあるヤツ
勢いあるヤツ

ハイハイハーイ!!!僕のところは毎日2クールやってます!

この場合でも主剤は次亜になります。

なぜかというと、土曜日に次亜が入っているからです。

土曜日に洗浄を入れると、月曜日まで封入していて、他の日よりも封入時間が長いからです。

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