次回は10/24(日)更新! 内容:透析と心不全《透析患者の死亡原因第1位》

透析患者と新型コロナウイルス感染症(2021年6月17日時点)

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合併症

本記事では、「透析患者と新型コロナウイルス」についてまとめました。(2021年6月17日時点での情報です)

透析患者とコロナは現在注目されています。

なぜかというと、透析患者のコロナ感染者の死亡率が圧倒的に高いからです。

3学会合同の調査(日本透析医会・日本透析医学会・日本腎臓学会)では、2020年3月~2021年6月17日までで、感染者数:1926人、死亡者数:315人となっています。

透析患者の死亡率は、「16%」です。

厚生労働省が発表する日本のコロナの累計患者数は、約77万人で死亡者は1万4000人程度です。

この死亡率は「1.8%」です。

この数字を見れば、透析患者の16%がどれほどすごいかわかります。

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なぜ透析患者は死亡率が高いのか?

まず透析患者は、常に感染しやすい状況にあります。

リンの制限から、栄養不足に陥りがちです。

また、免疫を司る腸内環境があまりよくありません。

なぜかというと、透析患者は腸内環境を整えてくれる乳製品や食物繊維の摂取に制限があるからです。

乳製品はリンが高くなり、食物繊維はカリウムが高くなってしまいます。

そしてなぜ重症化しやすいのかというと、透析患者は糖尿病や高血圧の既往があります。

これらは、体内の回復を遅らせます(炎症がなかなか治まらないということ)。

なので、重症化しやすく、死亡率が高い原因となります。

患者教育について

感染を拡げないためにも、患者教育を徹底することが大事です。

【患者教育の徹底】
✅毎日の体温測定、健康状態の把握をしてもらう
✅発熱、咳、嘔吐、下痢などの症状がある場合は、「来院前」に透析施設に連絡するようにしてもらう
✅常時マスクの着用(透析中も)
✅手指衛生の徹底
✅不要不急の外出や旅行は控えるようにしてもらう

医療従事者が注意すること

医療従事者も感染対策に十分注意する必要があります。

【医療従事者が注意すること】
✅毎日の体温測定、健康状態の把握をする
✅発熱や体調不良がある場合は、出勤を停止する
✅常時マスクの着用
✅手技のたびに、手指衛生を行う
✅同一手袋で他患者に触らない(患者が変わる場合は手袋を、新しいのに付け直す)
✅食堂や休憩室で、マスクを外して会話をしない

不安に感じたら専門ダイヤルもある

症状が出たり、周りで感染者が出て濃厚接触者となりうる場合など、不安に感じることもあると思います。

そんな時は厚生労働省が作成している、各都道府県の「新型コロナウイルス感染症専門ダイヤル」があるので、相談してみてください。

一人で悩まず相談することで、不安が和らぎますよ。

各リンク一覧

感染症対策など、公的な文書、ガイドラインなどのリンクを貼りつけておきます。


✅日本透析医学会 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連


✅日本透析医学会 透析患者における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種に関するQ&A

✅日本透析医会 COVID-19関連の症例報告(セキュリティ保護がありませんが、ちゃんとしたサイトです)

✅日本透析医会 COVID-19関連の論文紹介(セキュリティ保護がありませんが、ちゃんとしたサイトです)

✅日本透析医会 透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン(五訂版)

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