毎週月曜更新!次回のブログ更新は9/16(月)内容:なぜ透析中に低血圧が起こる?

RO水ってなに?《水道水とRO水の違い》

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水処理装置・透析液
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はじめに

RO水とは透析液を作成するうえで非常に大事な水です。

RO水が無いと、透析液が生成できません。

つまり透析治療をすることができないということです。

今回はRO水とは何か?解説していきます。

  • 「RO水」を透析学習塾で動画で学習することができますよ
7分の動画で解説

RO水ってなに?

RO水とは「不純物やイオン成分を全て除去した水」のことです。

そしてROとは(RO:reverse osmosis)といい、逆浸透法という意味です。

逆浸透法といった方法を利用して、RO水は作られています。

RO水は透析治療をするにあたり、絶対に必要な水なんです。

透析治療ではRO水を使い透析液を作成しており、この透析液がなければ透析治療をすることができません。

このRO水は水処理装置という特殊なフィルタを通り生成されます。

水道水とRO水の違い

水道水とRO水の違い
  • 飲み水➡ミネラル+塩素が入っている
  • RO水➡ミネラル成分も塩素も入っていない(不純物は何も入っていない

飲み水であるミネラルウォーターは「カリウム」「ナトリウム」「マグネシウム」「カルシウム」の4つのミネラルが入っています。

この4つのミネラルは健康によく、体のバランス調整をしてくれています。

また、水の中の細菌やウイルスを殺菌する塩素も含まれていて、おいしく飲むことができます。

しかし、こういったミネラルウォーターは透析液では使用できません。

理由は「不純物が含まれているから」です。

透析では水道水に含まれている塩素や、ミネラル成分は除去しなくてはなりません。

ミネラルウォーターは飲むと胃に入りますが、透析ではこういった水が血管の中に入ります。

塩素が含まれていた場合、溶血したり体に炎症が起こってしまいます。

また、ミネラル成分(カルシウムやマグネシウム)も除去が必要です。

透析治療をするにあたり、透析液濃度は非常に厳しく管理されています。

水道水に含まれるミネラル成分で、濃度が不安定になってしまい安全な透析治療ができなくなります。

一回の治療でどのくらいの水を使うの?

【Q.1回の透析で1人あたり何Lの水を使うでしょうか?】

1分間に500ml→1時間で30L→4時間で120L A.120L

1日75人の患者が透析をされるとしたら、約9000Lの水を毎日使用しています。

これは家庭の浴槽の45杯分に相当します。

RO水の供給ができなければ透析治療をすることができません。

つまり、透析にとって水は命ということです。

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