次回は12/6(月)更新! 内容:IHDFについて解説!《臨床効果・補正UFR・問題点・P-IHDF・基本設定》

透析と便秘《なぜ透析患者は便秘になりやすいのか?》便秘の原因4つ

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合併症

【この記事でわかること】
✅便秘の原因
✅気を付けること

透析患者には便秘の方が多くいて、約40%の人が便秘と言われています。

便秘による腸内環境の乱れは、免疫力悪化』『大腸疾患』『がんなどの重篤な疾病の発生リスクを高めます。

なぜ便秘になるのか、その理由も解説していきます。

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便秘の原因4つ

①大腸の運動が弱い
②食物繊維の不足(制限)
③水分制限
④薬の服用

①大腸の運動が弱い

透析患者さんでは正常な人と比べると、大腸な運動機能が弱い傾向にあります。

なぜ大腸の運動が弱くなるのか?
✅運動不足(透析患者ってよりも高齢者がそう)
✅自律神経障害(糖尿病の人)
✅動脈硬化

加齢や運動制限などにより、腸の動きや腹筋が弱くなると、便秘になりやすくなります。

また、腹筋が弱いことでいきめなくなります。

また糖尿病の合併症で自律神経障害になると、腸の動きに影響が出ます。

②食物繊維の不足(制限)

食物繊維は腸内環境を良くすることで知られていますが、透析患者はカリウムの制限があります。

食物繊維が豊富なものには、カリウムが含まれています。

食物繊維の制限=カリウムの制限

食物繊維を含む『野菜』『乳製品』『豆類』『海藻類』を十分な量摂取できないのが問題です。

透析患者の食事では、カリウムとリンが永遠のテーマになってきます。

このカリウムとリンを抑えながら、食物繊維を摂取するようにしましょう。

食物繊維が多くカリウム少ない食品
✅ぜんまい(ゆでる)
✅インゲン豆
✅きくらげ(ゆでる)
✅あずき
などです

③水分制限

透析患者では体重が過度に増えないように、水分制限があります。

この水分制限により、便の中に十分な水分を含ませることができなくなり、便秘に繋がります。

便が出ても硬い便になり、気持ちよく排便できない、便が残るような感じ(残便感)があります。

また、透析での除水も影響してきます。

透析では除水により、1回で2~3Lの水分が失われます。

これにより腸内の水分も失われるので、便の水分量や腸管の血流も減少します。

虚血状態になると腸の動きが鈍くなるので、便秘になります。

④薬の服用

透析患者は様々な薬を内服していて、その影響で便秘になることも考えられます。

便秘になりやすい薬
✅リン吸着薬(特にレナジェル・フォスブロック)
✅カリウムを下げる薬(アーガメイトゼリー・カリメート)
✅コレステロールを下げる薬

リン吸着薬のレナジェルとフォスブロックは、セベラマー塩酸塩です。

このセベラマーは、便秘の出現頻度が高いのが特徴です。

生活習慣で気を付けること

✅カリウムに注意しながら食物繊維を摂取する
✅運動をする(適度に)
✅1日3食を摂るようにする➡特に朝食後は便意が高まるので、朝食をしっかり摂りましょう。
✅乳酸菌やビフィズス菌を増やし腸内細菌を良くする➡ヨーグルトはリンが多いので量に注意する

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