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【シャント合併症】静脈高血圧症について解説!《種類・評価・診断・治療》ソアサム症候群も

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シャント合併症

【この記事でわかること】
✅静脈高血圧症の種類がわかる
✅診断・評価がわかる
✅治療

シャントより中枢側の静脈で狭窄・閉塞が起きると末梢側の血液が滞り、腫脹を生じます。

そのことを静脈高血圧症と呼びます。

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種類

シャント肢の静脈高血圧症は3種類に分かれます。

①上腕型
②前腕型
③手指型(ソアサム症候群)

①上腕型➡主に鎖骨下静脈の閉塞により上腕全体に腫脹を生じます

②前腕型➡肘部の血管の閉塞により、肘から下に主張を生じます。

③手指型ソアサム症候群➡吻合部よりすぐ中枢の血管の閉塞により、手首から下に主張を生じます。

これをソアサム症候群といいいます。

【💡豆知識】
ソアサム症候群は側々吻合で発生しやすいです。

また、シャントとは関係ないですが、中心静脈の閉塞が起きた場合は上肢の腫脹がみられます。

診断・評価

静脈高血圧症の診断・評価には血管造影が望ましいです。

閉塞部位を血管造影し、治療を行います。

また、静脈が周囲の組織により圧迫されて閉塞しているパターンがあります。

その場合ではCT検査が有効です。

圧迫の原因となる周囲組織の根本治療が必要となります。

治療

中心静脈の狭窄による静脈高血圧症では、インターベンション治療(VAIVTやステント治療)が第一選択となります。

ただし、インターベンション治療による血管破裂の危険が高いと考えられる症例では、インターベンション治療を避けなければいけません。

中心静脈が完全に閉塞していて、静脈高血圧症が高度な場合は、そのアクセスを閉鎖して対側(シャント肢と逆の手)に新たなアクセスを作製した方が良いでしょう。

前腕のみの静脈高血圧症や、ソアサム症候群に対しては、狭窄しているシャント静脈のVAIVTが最も有効です。

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