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VA(バスキュラーアクセス)4種類特徴 まとめ

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バスキュラーアクセス
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はじめに

透析をするにあたって、VAは必須です。

今回はVA4種類の特徴を簡単にまとめました。

詳しく知りたい場合は各リンクに飛んでください。

VAの種類

  1. 自己血管内シャント(AVF)
  2. 人工血管内シャント(AVG)
  3. 動脈表在化
  4. カテーテル(長期カテ・短期カテ)

日本のVAのウェイトでは圧倒的にAVFが多いです。

①自己血管内シャント(AVF)

AVF(Arterio Venous Fistula)はVAの約90%を占めており、透析患者のほとんどがAVFを造設しています。

自己の血管の動脈と静脈を直接吻合(くっつけて)させて、シャント血管を作成します。

↓吻合血管

  • 橈骨動脈 × 橈側皮静脈(一番多い)
  • 上腕動脈 × 正中皮静脈 などなど

動脈血が静脈に流れることにより、静脈が発達して太くなります。

【AVFはコチラの記事!】

②人工血管内シャント(AVG)

AVG(Arterio Venous Graft)は、AVFが作れない場合に第2選択として造設されるVAです。

現場では、グラフトとか「グラフト血管」と呼ぶのが習慣的です。

グラフトは人工血管のことを指しています。

人工の血管を腕に埋め込み作成するので、動脈→人工血管→静脈の順に流れます。

↓グラフトの吻合部位

  • 上腕動脈 × 上腕橈側皮静脈
  • 上腕動脈 × 伴走静脈
  • 上腕動脈 × 上腕尺側皮静脈

などなど様々です。

人工物を体内に埋め込んでいるので、感染のリスクがあるので注意が必要です。

【詳しく知りたい場合はコチラの記事!】

③動脈表在化

動脈表在化とは、筋肉の間の深いところにある動脈を、皮下の浅いところまで移動させ、直接穿刺しやすくする方法です。

通常は上腕動脈が選択されます。

心機能が低下していて、シャントを作成すると心負荷がかかってしまう場合に、動脈表在化が選択されます。

また心機能に問題が無くても、吻合する血管が無かったら、動脈表在化になります。

シャント血管ではないので、返血側の血管は一般静脈となります。

シャント血管と比べ、一般静脈は細いので穿刺はかなり神経を遣いますね。

また、動脈に穿刺するので止血に気を付けなければいけません。

【詳しく知りたい場合はコチラの記事!】

④カテーテル

透析で使用されるカテーテルは、短期カテーテル」と「長期カテーテルに分かれます。

  • 短期カテ:「非カフ型カテーテル」とも呼ばれ、緊急透析や他のVAが使用可能になるまでの一時的なものとして使用される
  • 長期カテ:「カフ型カテーテル」とも呼ばれ、AVFやAVGが作成できない場合に選択され、長期間の使用を想定したもの

カテーテルは短期と長期で特徴が異なります。

↓短期カテの特徴

  • カフがないので、原則入院が必要です → カフがないことで、カテーテルと皮下組織の癒着がないので、抜けやすくなる。
  • 15~30分程度の処置で簡単に留置することが可能
  • 2~3週間が使用の目安

↓長期カテの特徴

  • カフがある → 感染と事故的な抜去の予防がされている
  • 自宅で管理が可能
  • カテを入れるのには手術が必要

カテ挿入の第一選択は右内頸静脈で、留置部位は右心房または上大静脈です。

【詳しく知りたい場合はコチラの記事!】

VAの特徴まとめ

AVFは狭窄や合併症などで、たびたびVAIVTを施行するが、長期的な開存性で言えば良好ですね。

グラフトでは、吻合部(V側)の狭窄が多いことや、人工物が埋め込まれているので感染のリスクはあります。
使用のしやすさ(穿刺のこと)は容易とありますが、大腿部で深いところに埋めてあるグラフトは穿刺が困難な例もあります。

動脈表在化は、シャントではないので心負荷はありません。

カテーテルは最も感染のリスクがあります(体の外に出てるので)

カテーテルが血管壁への、へばり付きも起きたりして、脱血が困難になることもしばしばあります。

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