次回は12/6(月)更新! 内容:IHDFについて解説!《臨床効果・補正UFR・問題点・P-IHDF・基本設定》

【シャント合併症】シャント瘤について解説!《真性瘤と仮性瘤の違い》原因・分類

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シャント合併症

【この記事でわかること】
✅瘤の原因
✅治療適応となる瘤
✅仮性瘤と真性瘤の違い
✅瘤の分類

シャント瘤はVAにしばしばみられる合併症です。

日本透析医会ガイドライン 「慢性血液透析用バスキュラーアクセスの作製および修復に関するガイドライン」で、シャント瘤について掲載しています。

【瘤の定義】ガイドライン参照
血管が局部的に円筒状または紡錘状、あるいは囊状に拡張した状態と定義されています。

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治療対象の瘤

瘤はすべて治療対象となるわけではなく、治療対象ではない瘤は経過観察をします。

切迫破裂の危険がある瘤(破裂しかかっている危ない瘤のこと)は、手術適応となります。

治療対象となる瘤
①急速に(短期間で)増大する瘤(4cm以上)

②皮膚に光沢を有する瘤(テカテカしている)

感染を伴う瘤

④皮膚の発赤やびらんを有している瘤

これらの特徴がある時は、総合的に評価し、瘤の摘出術が必要になります。

また、生活に不自由が出たり支障をきたす場合も手術の適応となります。

例えば、衣服と擦れたり、女性の場合は美容的に気になり半袖が着れないとかです。

瘤ができる原因

透析では穿刺に関連する瘤が最も多いです。

瘤の発生原因では、仮性瘤真性瘤とで発生原因が異なります。

仮性瘤の発生原因
仮性瘤の発生原因は、以下の3つです。

①同一部位の反復穿刺(血管壁が薄くなる)
②穿刺ミス
③透析後の止血不良

穿刺ミスや止血不良では、穿刺部からシャント周囲に血腫ができて、やがてそこが瘤化します。

そこに仮性瘤が形成します。

瘤を形成した部位に穿刺を続けると、さらに瘤が大きくなるので、他に穿刺する場所がある時はそっちに穿刺した方が良いです。

急速に生じた瘤は、穿刺に伴う仮性瘤が原因です。

真性瘤の発生原因


真性瘤の原因は、ジェット流による圧の上昇です。

これは穿刺とは関係ありません。

ジェット流による内圧上昇が起き、吻合部付近や、狭窄の後、または狭窄の手前に瘤を形成します。

シャント瘤の分類

人工血管の穿刺による仮性瘤(人工血管はすべてが仮性瘤)は、血管壁がないため、破裂する危険性が高いです。

動脈表在化に生じた瘤は、AVFの瘤と同様に急速に増大したり、感染傾向がある、皮膚に光沢を生じるものでは、手術が必要です。

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