次回は12/6(月)更新! 内容:IHDFについて解説!《臨床効果・補正UFR・問題点・P-IHDF・基本設定》

【シャント合併症】スチール症候群ってなに?

スポンサーリンク
シャント合併症

【この記事でわかること】
✅スチール症候群ってなに?
✅どんな人がなりやすいのか
✅診断

スチール症候群とは、シャント作成後により発症する末梢循環障害のことで、末梢が虚血状態になります。

本来は指先に流れるはずの血流がアクセス静脈(吻合静脈)に盗まれるため、発症します。

✅スチール(steal)=「盗まれる」という意味

スポンサーリンク

どんな人になりやすいのか?

【スチール症候群になりやすい人】
✅高齢者
✅糖尿病
✅全身性エリテマトーデス(SLE)
✅末梢循環障害を呈する患者
✅閉塞性動脈硬化性を呈する患者

また、頻回のシャント手術により末梢動脈の血流が低下している場合では、スチールの発症頻度が高くなります。

発症頻度は1~9%との報告がありますが、前腕部よりも上腕部でシャントを作成している方が発症頻度が高いです。

また、AVFよりもグラフト血管の方が発症頻度が高くなります。

診断(症状)

スチール症候群の症状は末梢循環不全に伴うものが多いです。

【症状】
✅指先の疼痛・しびれ・冷感

注意が必要なのは、この訴えがスチール症候群によるものなのか、他のもの(手根管症候とか皮膚潰瘍)によるものかを判別をする必要があります。

また本人の主訴も大切ですが他の診断(客観的評価法)もします。

【客観的評価法】
✅DBI(Digital Brachial pressure Index):0.6未満
✅超音波検査検査:末梢血流量の評価
✅レーザードプラ血流計
✅血管造影(動脈造影):逆行性血流の確認
✅サーモグラフィ

Fontaineフォンテーヌ分類

じんラボより

スチール症候群の虚血症状には段階があり、Fontaineフォンテーヌ分類を適用することで、重症化の評価が可能になります。

【他のシャント合併症はコチラ!】

コメント

タイトルとURLをコピーしました