次回は12/6(月)更新! 内容:IHDFについて解説!《臨床効果・補正UFR・問題点・P-IHDF・基本設定》

透析と心不全《透析患者の死亡原因第1位》

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合併症

透析患者さんの死亡原因の第一位が心不全です。

心不全と心筋梗塞合わせると、全体の3割にもなります。

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心不全の内容

死因の第一位である心不全も、その内容は多彩です。

【心機能低下の原因】
✅心肥大
✅心筋虚血
✅心タンポナーデ
✅弁膜症
✅収縮性心膜炎
などです。

これらの具体的な要因は溢水」「貧血」「高カリウム血症」「心弁膜石灰化です。

なぜ心不全になりやすい?

【心不全になりやすい原因】
①水分・塩分の過剰摂取
②高血圧の持続
③異所性石灰化(リン・カルシウム)
④貧血
⑤糖尿病や喫煙による動脈硬化

透析患者さんは、慢性腎不全の病態にあるので尿が出ません。

すると、水分や塩分を体外に排出することができす、循環血液量が増え、心臓に大きな負担となってしまいます。

心臓は頑張って拍出を続けますが、やがて疲れて心機能が低下し、心不全に至ります。


透析患者さんは透析に至る背景として、高血圧や糖尿病などの既往があります。

高血圧が長期にわたり続くと、心肥大を起こし、心臓への負担が増します。

また、リンとカルシウムが結合して異所性石灰化を引き起こし、動脈硬化が進みやすい状態にあります。

動脈硬化が進むと、心筋梗塞や脳血管系の病気を引き起こします。

透析導入後でも、「高血圧」「狭心症」「不整脈」を引き起こします。

心不全の予防

やはり、第一に考えるのは水分・塩分を控えることです。

水分・塩分の過剰摂取で循環血液量が増え、溢水状態になります。

透析間での増えに注意しましょう!

中1日では「3%」の増え、中2日では「5%」の増えを守るようにしましょう。

例えば、50kgの人では中1日は「1.5kg」まで、中2日では「2.5kg」の増えまでとしましょう。

これらを超えるようでしたら、水分・塩分の摂りすぎかもしれません。


また、処方された薬を確実に飲んでください。

高血圧の薬や、リンを下げる薬(高リンは異所性石灰化につながる)は、確実に飲んでください。

処方薬の確実な服用は、心不全のリスクを下げます。

また、十分な透析を行うことも大切です。

透析効率が悪く十分な透析が行えていないと、尿毒症性の心筋障害を生じる危険性があります。

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