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【ダイアライザ】PES膜

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ダイアライザ
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はじめに

透析膜は「合成高分子膜」と「セルロース系膜」の2種類に分かれて、PES膜は合成高分子膜に分類されます。

今回はPES膜について説明していきます。

  • 「PES膜の特徴」を透析学習塾では動画で学習することができますよ
4分の動画で解説

PES膜の特徴

  • PES:ポリエーテルスルホン
  • ニプロ株式会社で販売
  • PS膜に比べて血小板変動補体活性化が少ない
  • BPAフリー
  • PVPが含まれているが、PS膜より少ない
  • 日本最大の膜サイズ3.0㎡まである(膜サイズが豊富)

「PS膜」と「PES膜」の親水性部分(SO2)の比率を比べて見ましょう。

  • PS膜:15%
  • PES膜:26%

PS膜よりもPES膜の方が親水性比率は高いが、そのまま用いるのは疎水性が高いので、PVP(親水化ポリマー)を添加しています

血小板変動、補体活性化

「PS膜に比べて血小板変動と補体活性化が少ない」と先述しました。

これどういう意味か?

透析では血液と透析膜が接触します。すると透析開始して数十分で以下のようなことが起こります。

  • 補体が活性化 → 白血球低下
  • 血小板が透析膜に粘着 → 血小板数低下

これらが少ないことで生体適合性が良いと言われます。

リップル構造

リップル構造とは、中空糸と中空糸の間に隙間があるので、束の中心まで透析液が浸透する。

この構造のことです。

この構造はメーカーによって呼び方は違ってきます。

  • ニプロ:リップル構造
  • 旭化成:ウェービング化
  • フレゼニウス:3Dマイクロウェーブ構造

ラインナップ

PES膜のダイアライザは以下の10種類です

  • PES-Mα eco(Ⅰa型)
  • PES-Kα eco(Ⅰa型)
  • PES-KGα eco(Ⅰa型)
  • PES-Gα eco(Ⅰa型)
  • PES-Eα eco(Ⅰa型)
  • PES-SGα eco(Ⅱa型)
  • PES-SEα eco(Ⅱa型)
  • PES-Sα eco(Ⅱa型)
  • PES-DSα eco(Ⅱb型)
  • PES-Dα eco(Ⅱb型)

非常に多くの種類があります。

PES膜のヘモダイアフィルタは以下の4種類です

  • MFX-M eco
  • MFX-EW eco
  • MFX-SW eco
  • MFX-UW eco

ヘモダイアフィルタはこのMFXシリーズが約6割のシェアです。

性能

PESシリーズの性能表(参考:PESシリーズパンフレット)

Ⅰa型はアルブミンの漏出を抑えた透析膜です。

KGαはどこに分布するかわからなかったので、記載しておりません。

※ 参考:ファインフラックス®(FIX)|血液透析濾過器(ヘモダイアフィルタ)|医薬品・医療機器のニプロ (nipro.co.jp)

上図はヘモダイアフィルタMFXとFIXの比較性能表です。

膜サイズが豊富

MFXは膜サイズ豊富です。

なので状態に応じてこまめに調節できます。

以下、膜サイズです(単位:㎡)

  •  MFX-M eco:「0.9」「1.1」「1.3」「1.5」「1.7」「1.9」「2.1」「2.5」
  •  MFX-EW eco:「1.1」「1.3」「1.5」「1.7」「1.9」「2.1」「2.5」
  •  MFX-EW eco:「1.1」「1.3」「1.5」「1.7」「1.9」「2.1」「2.5」「3.0」
  •  MFX-UW eco:「1.5」「1.9」「2.1」「2.5」「3.0」

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