【抗凝固剤のまとめはコチラをご覧ください】
①透析途中の抗凝固剤変更に関する質問


ナオタミンからダルテパのチェンジ全然OKですよ!
相互作用はおそらくないです。
コロナの治療でヘパリンとフサンの併用治療をする方針があるくらいですからね
②抗凝固剤と炎症反応


低分子ヘパリンよりも、普通のヘパリンのほうが抗凝固作用が強いですよ。
それは炎症があっても同じです。
次回また熱っぽくて炎症ありそうな感じだったら、ヘパリン増量で最後残血チェックで対応したらいいと思います。
不安ならヘパリン増量+透析開始1時間後に補液100mlするといいです。
残血予防で炎症反応があるときは、最初の1時間が肝心なので、補液は開始1時間後に100mlで十分だと思います。
残血の箇所ごとの対策をリンク貼っておきます。
③低分子ヘパリンと炎症反応


炎症反応があるから低分子ヘパリンに変えるというのはないですね。
炎症が起きてるんで、凝固はしやすい状態だと思いますよ。
④回路交換 ワンショット


回路交換になりかけたことはあります。
ワンショットの重要性はかなり大事ですよね。
⑤ナファモスタット(ナオタミン)


時間かかりますね(;^ω^)
ワンショットは基本的にしないことになってますが、抗凝固ラインの満たすのはOKだと私は考えています。
⑥ナファモスタット(ナオタミン)


それは仕方ないです!多少の残血なら
やはり半減期が短いし、回路しか作用しないので残血はしょうがないです。
⑦ヘパリンカット


有効ですよ!ヘパリン、低分子とも1時間前offでまず問題ないと思います。
残血評価は初回だけでもいいんで必ずしてくださいね。
ナファモスタットのoffはNGです
⑧動脈誤穿刺時の抗凝固剤


どちらでもいいと思いますが、念のためナオタミンでもいいと思いますよ。
⑨ヘパリンストップ


止血が止まらない患者にしてますよ!
止血不良の際は事前停止でも量を減らすのでも、どっちでアプローチしてもいいと思っています
⑩残留塩素


コンソールの末端も採液しますし、どこから塩素が出ているか特定します。
塩素が検出されたことはないんですが、とりあえず末端から検出されたら、透析遅らして、一回洗浄にいれます。
あと、活性炭濾過フィルタをいつ変えたかもみます。
コンソールの採液部位はいつも透析液を採液してるところで良いと思います
⑪ダルテパの使用


ダルテパリンを開始時にショットするだけで持続は0ですかね?
その使い方は正しいんでしょうか、、、(;^ω^)
持続量とショットの適正量が体重当たりであるので、その通りでまずはやってみるのが良いと思いますけどね…
ダルテパは初回投与量10~20IU/kg、持続投与量5~10IU/kg/hrです。
一般的にはヘパリンよりもダルテパの方が投与量は少ないですよ。
まずヘパリンとダルテパはターゲットとする標的が違いますし、使用目的が違います。
なので、どっちの方が量が少ないとか多いとかは、そういった話はなんか違うような気がします(;^ω^)
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