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【最新情報】オンラインHDFとヘモダイアフィルタの選択《PES膜が優秀》

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HDF・IHDF関連
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はじめに

OHDF施行時はヘモダイアフィルタの選択が非常に重要となります。

膜材質は生体適合性と関りがあり、生体適合性と死亡リスクにも関係があります。

PMMAとPES膜が死亡リスクが低い

全ての膜を対象に患者の死亡リスクを研究した結果、PMMA膜PES膜の2つが優れていることが分かりました。

PS膜(PS膜を1.0と基準にした)よりも死亡リスクが低いという結果になりました。

またこれらは患者背景を調整しています。

なぜPMMAとPES 膜が優れているのか

死亡リスクが低かった2つの膜に共通しているのは、生体適合性が良いということです。

  • PMMA膜➡PVPとBPA(ビスフェノールA)が含まれていない
  • PES膜➡PVPは含まれているが(PS膜よりは少ない量)、BPAは含まれていない

これらが含まれていない結果、生体適合性が関与しているのではないか、と言われています。

2021年11月の販売されたPMMAのヘモダイアフィルタ(PMF)では、補液量を多くかけると(多くというか通常量でも)、すぐTMPの上昇を引き起こし、目詰まりを起こすので注意です。

前希釈12L/hで、TMP200以上という著名な上昇を認めました(2回目以降も同様の再現性有)

オンラインHDFで生体適合性のいい膜はなに?

OHDFではATA膜が注目されています。

ATA膜は2014年にニプロから発売され、CTA膜を改良して作られたものです。

このATA膜のFIX-S eco(ファインフラックス)」が、非常に優秀です。

【ATA膜について詳しく知りたい場合はコチラ】

なぜ「FIX-S eco」が良い膜なのか?

  • 生体適合性が比較的良い
  • アルブミン漏出量が少ない
  • α1-MGが良く抜ける

生体適合性と治療条件

膜の生体適合性は治療条件によって悪化します。

例えばpre-OHDFでQB:300、QS:300mi/minで透析をすれば、血小板表面のCD62Pの発現量が増えてしまい、生体適合性が悪くなります。

α1-MGはしっかり抜けますが、生体適合性は下がります。

膜材質は非常に大事ですが、その材質を生かすための治療条件も大切です。

せっかくの膜材質の能力を下げないためにも、適した治療条件を設定する必要があります。

生体適合性の2つの概念

  1. 膜材質本来の生体適合性
  2. 治療条件で変化する生体適合性

①は医療材料そのものの意味です。

②は先述した通り、不適切な治療条件によって生体適合性は変化してきます。

②は設定間違えなど、人為的なもので防ぐことが可能です。

日本の膜材質は世界1位

日本のようにこれだけ膜の選択肢がある国は他にはありません。

1つの膜材質で複数のヘモダイアフィルタが販売されています。

例えばニプロ社のMFXシリーズは、MFX-M,E,S,Uのように、タンパク漏出量などの違いで分けています。

年齢や栄養状態でヘモダイアフィルタを選ぶことができます(それだけの幅広い選択肢が可能、数が多い)。

なので、患者個々の選択が可能なので、日本のHDFの治療環境は非常に恵まれています。

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